はちぶんぎ座

学名:Octans・略符:Oct・概略位置:赤経21時00分・赤緯:−87度・21時南中:天の南極・肉眼星数:45・星座面積:291平方度

“天の南極点”がある星座.ただし北極星(2等星)のように明るい星はなく全く目だたない星座である.

星座の命名は18世紀のフランスの天文学者ラカイユで,1773年ごろイギリスのハドレーが改良実用化した八分儀で当時は“ハドレーの八分儀座”と呼ばれた.天体の地平線からの高度などを測定するのに「〜分儀」と呼ばれる観測機械を使うのだが,簡単には円周を数等分した扇形の周囲に角度の目盛りを付けたもので,他に,六分儀や四分儀(現在はりゅう座)も星座になっている.