ろくぶんぎ座

学名: Sextans ・略符:Sex・概略位置:赤経10時10分・赤緯−2度・20時南中:10月10日・肉眼星数:48・星座面積:313平方度

ヘベリウスが命名.うみへび座の背中に乗っているのは,からすコップ・ろくぶんぎの3星座で,星座面積では一番広いが,反対に肉眼星は一番少なく,目立たない星座.場所はしし座とうみへび座の間にある.

六分儀とは,円周を6等分し60度角の扇形の円周の部分の目盛りによって天体の高度を測定する機械で,星座の六分儀は,17世紀のドイツの天文学者ヘベリウスが使っていたものを星座にしたといわれている.星座では六分儀の他に,四分儀(現在はりゅう座),八分儀がある.

星座としては明るい星はなく,α星でも4等星で,しし座のレグルスから南(下)へ見おろせばよい.また,レグルスから約20度ほど下がったところにNGC3115と呼ばれている銀河,高倍率の望遠鏡でもレンズ状に見ることができる.