しし座
しし座の神話

学名:Leo・略符:Leo・概略位置:赤経10時30分・赤緯:+15度・21時南中:4月25日・肉眼星数:96星座・面積:947平方度

春を代表する星座で,冬の王者オリオンが夕方に南中するころ,東天にその雄姿を現わし世間に春の到来を告げる.黄道星座第5座で,ライオンの胸元に輝く主星レグルスは黄道上に位置しており,月・惑星との会合がよく見られる.

λεμζγηαを結ぶ逆さの?マークは“ししの大鎌”と呼ばれている.日本の草刈り鎌とは少し形の違った西洋鎌で,日本では“樋かけ”の見方がある.α星レグルスは小さな王の意味をもつ青白の1等星で,全天21の1等星の中では一番暗く1.4等星.黄道上に位置するところから古くから注目されていた.β星デネボラはししの尾の意味で,γ星アルギエバはたてがみ,δ星ゾズマは腰ぬのを表している.また,この星座には多くの銀河があり,M65,M66や,M95,M96,M105などは小口径の望遠鏡でも楽しめる天体だ.