惑星間飛行

太陽系内へのいずれかの惑星,衛星へ探査機等が向かう飛行である.

大きく惑星にフライバイする飛行と,周回軌道にのせる飛行に分かれる.または内惑星行きと外惑星行きで分けることもある.惑星をかすめて飛び去るフライバイ式の探査機は,地球軌道→惑星軌道へうつる準ホーマン軌道をとるが,惑星の重力圏内では,惑星を焦点する双曲線軌道となってしまい,そのまま惑星を周回することなく去っていく.惑星を周回する探査機の場合も,目的の惑星の重力圏内に入るまではフライバイといっしょである.目的の惑星の重力圏にはいったときに,スラスターをふかせて軌道を惑星を焦点とする楕円軌道にかえるのである.惑星探査機を打ち上げる時の速度は,内惑星いきと外惑星いきでかなり異なる.

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