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対物レンズ,接眼レンズとも凸レンズを組み合わせた屈折望遠鏡.ヨハネス・ケプラー(Johannes Kepler)が1611年に考案した. 特徴は,倒立像が見える.また,倍率を大きくしても,ガリレオ式ほどに視野が狭くならない.天体望遠鏡に使用され,対物レンズの焦点面に十字線やマイクロメーターを挿入できるため,子午儀,子午環,経緯儀,天頂儀などの測量望遠鏡としても使われている. なお,ケプラーは実際にはこの望遠鏡を製作しておらず,ケプラー式望遠鏡製作の第1号は,クリストフ・シャイナー(Christoph Scheiner)だとされている. 参考文献
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