あわてて行われた明治の改暦

明治政府は,予算節約のために明治5年にあわてて改暦をおこなった.

明治5年年末,旧暦(天保暦)ではうるう月をいれることになっていた.そのため,月給制をとっていた明治政府は,この年は13月分の給料を支払わなくてはならない.そこで,当時財政が逼迫していた明治政府は,急遽,新暦への切り替えを行うこととした.これにより,うるう月の給料支払いがなくなった上,2日間しかない旧暦12月の支払いもなくして,明治政府の財政はおおいに助かったとのことである.

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参考文献

暦の科学,久保他,講談社ブルーバックス