うるう月

太陰太陽暦において,季節とこよみの関係を調節するためにいれる月のこと.日本の旧暦の場合,ある月に中(気)がふくまれないとき,その直後にうるう月をおいた.

うるう月は,季節と何月という数字とのずれを補正するために入れるものである.季節を代表するものは,日本の旧暦では二十四節気である.二十四節気では,節(気)と中(気)が交互にくりかえすが,旧暦の一ヶ月は中気と中気の間隔より短いので,時に中気をふくまない月がでてくる.そのさい,その月を二回くりかえす.二回目の方がうるう月である.

うるう月の置き方は,暦によってさまざまである.古代エジプトでは,17年に9回うるう月をおくとよいことをメトンが発見し(メトン周期)機械的にうるう月をいれていた.

yw.gif