二十四節気

太陽の視黄経が15゜の倍数となる,小寒,大寒,立春,雨水,啓蟄,春分,清明,穀雨,立夏,小満,芒種,夏至,小暑,大暑,立秋,処暑,白露,秋分,寒露,霜降,立冬,小雪,大雪,冬至の総称.

このうち,30゜の倍数となる大寒,雨水,春分,...を「中(中気)」,その他の小寒,立春,啓蟄,...を「節」という.季節を知る目安として用いられ,特に旧暦ではその月を何月とするか,閏月をどこに入れるかを決めるために中気が重要な意味を持った.

太陽が黄道上で一番北よりの点を通過する瞬間が夏至,南よりが冬至である.夏至と冬至のちょうど中間点で,太陽が南から北へ通過する点を春分点,北から南へ通過する点を秋分点という.太陽が春分点・秋分点を通過する瞬間が,それぞれ春分・秋分である.春分と秋分を含む日が,それぞれ春分日・秋分日である.

二十四節気には,節(または節気)と中(または中気)が交互にあり,旧暦では,中のない月はうるう月となる.二十四節気をさらに細かく分けたものに七十二候雑節がある.

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