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バービッジ Burbidge,Eleanor Margaret (1922‐  )

イギリスの天文学者.銀河回転の研究から銀河質量を求めた. 他にクエーサーの研究でも有名.

1946年,ブリストル大学卒業.ロンドンのユニヴァーシティ・カレッジで,教鞭を取る.その後,ハーバード大学のアガシー・フェローとしてアメリカに渡り,1952〜53年,シカゴ大学のリサーチ・フェローとなる.その後,ケンブリッジ・キャヴェンディッシュ研究所のリサーチ・フェローとしてイギリスに戻る.1955年,カリフォルニア工科大学のウィルソン山とパロマ山天文台のカーネギー・フェローとしてアメリカに渡り,1957年,シカゴ大学の天文学部準教授となる.その後,カリフォルニア大学サンディエゴ校の教授に任命され,1990年まで勤める.この間1972年にはいったんイギリスに帰りグリニジ天文台長になるが,1973年にはアメリカにもどる.1990年以降はカリフォルニア大学名誉教授.

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参考文献

「科学者人名辞典」丸善


バビネ Babinet, Jacques (1794−1872)

フランスの光学者,気象学者.バビネの原理.偏光分析のための装置バビネ・コンペンセーターの発明.

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ハフ Hough, George Washiugton (1836−1909)

アメリカの天文学,気象学者.ニューヨーク州に生まれたドイツ系移民の家系の人.

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バブコック Babcock,Harold Delos (1882‐1968)

ウィスコンシンのエジャートンに生まれた.1901年,カリフォルニア大学バークリー校の電気工学カレッジ入学.1907年,博士号を取得.この時すでにアメリカ標準局に就職している.1908年,カリフォルニア大学で物理のコースを教えるが,翌年,ウィルソン山天文台に移る.1933年,全米科学アカデミーに選ばれる.1948年に退職.

参考文献

中山茂編「天文学人名辞典」恒星社
アボット編「世界科学者事典」原書房,他

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バーミンガム  Birmingham, John(1816−1884)

アイルランドのアマチュア天文家.1866年,かんむり座に新星を発見.1884年,アイルランド・アカデミーからカニンガム・メダルを受賞.


林忠四郎 Hayashi Chushiro (1920‐  )

恒星進化論の研究.恒星誕生の初期段階にハヤシフェイズ.進化経路のハヤシトラックを発見.京都に生まれた.東京帝国大学卒業.1942年,理学士を取得.東京大学の助手となる.その後京都に戻り,1946〜49年の4年間,助手をつとめ,それから5年間,大阪府立大学の助教授をつとめる.1953年,理学博士を取得.その後ふたたび京都大学に戻って理学部のメンバーとなり,1957年に物理の教授となる.1970年イギリス王立天文学会よりエディントン・メダル,1986年文化勲章を受賞.

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バラーハミヒラ Varahamihira (6世紀)

インドの占星術師で天文学者.

参考文献

中山茂編「天文学人名辞典」恒星社
アボット編「世界科学者事典」原書房,他

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パーライン Perrine, Charles Dillon (1867−1951)

アメリカの天文学者.彗星の発見,観測と軌道の計算,小惑星エロスの観測から太陽視差を決定した.1904,1905年に,木星の6番目と7番目の衛星を発見.1897年パリ科学アカデミー・ラランド賞受賞.


バロウ Barrow, Isaac (1630−1677)

イギリスの幾何学者,光学者.

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参考文献

中山茂編「天文学人名辞典」恒星社
アボット編「世界科学者事典」原書房,他


ハリオット Harriot, Thomas (1560頃−1621)

英国の天文学者,数学者,測量家.オックスフォード生まれ.


パリサ Palisa, Johann (1848−1925)

オーストリアの天文学者.子午線の東西で星が等しい高さになるのを測る chronodeik を発明.1874〜80年の間に28個の小惑星を発見.

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参考文献

中山茂編「天文学人名辞典」恒星社
アボット編「世界科学者事典」原書房,他


ハリソン Harrison, John (1693−1776)

英国の時計製造者.航海に使える精密時計クロノメーター制作し,当時主要な科学者が参加していた「経度を正確に測る方法」を確立した.

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