■ 人名辞典【ひ】 ページ  -

ピアス Pierce, Benjamin (1809−1880)

アメリカの数学者,天文学者.彗星の研究,海王星に対する他の惑星の摂動を最初に計算.土星の環の数学的研究から環は流体であるとしたことが主な業績である.

ai.gif

参考文献

中山茂編「天文学人名辞典」恒星社
アボット編「世界科学者事典」原書房,他


ピアッツイ Piazzi,Giuseppe (1746‐1826)

ホンテ・ディ・ヴァルテリーナに生まれた.1764年,ミラノのテアチノ修道会に入る.1769年から10年間,ジェノバとマルタで教師として働き,その後,シチリアのパレルモ・アカデミーの高等数学の教授となる.1790年,パレルモ天文台開設.その台長となり,死ぬまでその職にあたる.1804年,ロンドンの王立協会のフェローとなる.重要な恒星の正確な座標を決定する仕事に取り組む.1801年1月1日に小惑星ケレスを発見.

ai.gif

参考文献

中山茂編「天文学人名辞典」恒星社
アボット編「世界科学者事典」原書房,他


ビオ Biot, JeanBaptiste (1774−1862)

フランスの物理学者.偏光と電磁気学の研究.天文測地学の分野では,重力の地理的分布や,太陽放射と大気の厚さとの関係に成果を上げている.

ai.gif


ビエラ Biela, Wilhelm von (1782−1856)

ドイツの天文学者.彗星と隕石の研究に貢献.1826年の彗星と1805年の彗星は同じものと気付き,その周期を求めた.この彗星によって生じるアンドロメダ座流星群は,ビエリズとも呼ばれる.

ai.gif


ピッカリング Pickerring, William Henry (1858−1938)

アメリカの天文学者.天体写真と惑星・衛星の観測.1888年火星の写真,1900年には月の写真をとっている.

参考文献

中山茂編「天文学人名辞典」恒星社
アボット編「世界科学者事典」原書房,他


ピッカリング Pickering,Edward Charles (1846‐1919)

マサチューセッツ,ボストンに生まれた.ハーヴァードのローレンス科学スクールの数学講師助手となり,2年後,新しく創設されたマサチューセッツ工科大学の物理学助教授となる.1876年,ハーヴァード・カレッジ天文台台長となる.アメリカ芸術科学アカデミーのラムフォード・ゴールド・メダル,王立天文学会のゴールド・メダル受賞.光量測定と恒星スペクトルについての観測を集積し,1908年改訂ハーヴァード光度表として刊行,さらに.1918年から1924年にかけてキャノンらとともにヘンリー・ドレーパーカタログをまとめるプロジェクトを行った.

ai.gif


ピカール Picard, Jean (1620−1682)

フランスの測地学者.1668−70年子午線測量を行い,1度の長さ57060トワーズ(18世紀末の値と4000分の1のズレ)という値を求めた.


ビッカートン Bickerton, Alexander William (1842−1929)

イギリスの自然哲学者.変光星,新星,二重星,星雲,太陽系などについての宇宙生成論的考察を論文や著書として発表.・ピゴット(?−1804)イギリスの測量技師,アマチュア天文家.1770−78年,オランダ,ベルギーの気象学,緯度測定を行う.

ai.gif


ピゴット Pigott, Nathaniel (1753−1825)

イギリスの天文学者.変光星の研究.

ai.gif

参考文献

中山茂編「天文学人名辞典」恒星社
アボット編「世界科学者事典」原書房,他


ピーズ Pease, Francis Glandhelm (1881−1938)

アメリカの天文学者.ウィルソン山天文台の多くの大型観測装置の建設.

ai.gif


ピータース Peters, Christian Hendrich Friedrich (1813−1890)

アメリカの天文学者.固有運動,太陽黒点などの分布図をつくること,黄道の30°幅内の14等星までのすべての星を写真を使わずに図にしようと試みた.その際に1848個の小惑星を発見.

ai.gif


<<< 前へ 【ひ】 - 1 次へ >>>