銀河系内の星間物質が密集した領域で，ぼんやりと雲状に光る拡散した天体である．

かつて，系外銀河が個々の星に分解できず，銀河系内天体と銀河系外天体の区別がついていなかった時代には，系外銀河も「星雲」の名称で呼ばれていた．現在も，銀河であるM31が「アンドロメダ大星雲」などど呼ばれているのは，その名残である．

星雲の種類は，惑星状星雲，散光星雲，暗黒星雲，超新星残骸に分けられる．いずれも，星間物質自ら発光することはない．