宇宙を数億光年以上のスケールで眺めたときに,その中に見られる1億光年程度以上にわたって銀河がほとんど無い領域.超空洞ともいう.
数億光年以上のスケールで見た宇宙での銀河の分布を宇宙の大規模構造と呼ぶが,観測によって,この分布が泡状になっていることが明らかになってきた.銀河は泡の膜にあたる部分に分布していて,超銀河団を形成している.しかし,膜の間の空間にあたる部分にはほとんど無く,この部分が空洞(超空洞,ボイド)と呼ばれている.