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銀河が長さ数億光年以上にわたる壁にそって分布しているように見えている構造のこと. アメリカのスミソニアン天体物理研究所のグループは,空のある細長い範囲に見える銀河6000個余りの赤方偏移を測定した.ハッブルの法則により赤方偏移が距離に比例するとすると,この範囲の奥行き方向も含めた3次元的な銀河の分布,宇宙の地図が描ける.その結果,銀河の分布の泡構造が発見され,さらに距離約3億光年のところに長さ数億光年を超える帯状の長大な銀河集中が発見された.後者を中国の万里の長城(グレート・ウォール)になぞらえてグレート・ウォールと呼ぶ. |
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