バビロニアの恒星や星座の図や文書は約200の文書が残っている．星座の描かれている最も古い境界石は紀元前14世紀のもので，金星，月，太陽と共にさそり座のようなものが描かれている．月，太陽，惑星の通り道である黄道12宮に関する星座は初期の頃から意識されていたが，体系化されたのは古代バビロニアで紀元前5世紀と言われており，後にエジプト，ギリシャに伝わった．エジプトの星座は一連の36星座があり，シリウスとオリオンの二つだけは確認できる．インドでは紀元前1000年から400年の間に中国の２８宿にあたる，２７宿が作られた．
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ダンネマン,1977,大自然科学史1,P79-98,三省堂 |