てんびん座
てんびん座の神話

学名:Libra ・略符:Lib・概略位置:赤経15時07分・赤緯−15度・20時南中:7月6日・肉眼星数:62・星座面積:538平方度

さそり座おとめ座にはさまれた小星座.黄道第7星座.起源は古く,古代ギリシャ人はさそり座の一部と見ていたようだが,今から約3000年前頃には秋分点がここにあり,太陽がてんびん座を通過するころは,昼と夜の時間が等しいところから,そのつり合いを天秤として表したとされる.

α星はズベン・エル・ゲヌビと呼ばれ,南の爪の意味があり,昔はさそり座の一部であった名残である.β星はズベン・エス・カマリで同じく北の爪の意味がある.δ星はアルゴル型の食変光星で,2日と8時間ほどで,4.8等から5.9等までの変光が見られる.