ハイゲン式接眼レンズ

ハイゲンス式ともよぶ.略称はH.大小2つの凸レンズを組み合わせ,どちらも凸面が対物側に向いている.1703年にホイヘンス(ハイゲンス)が発明したとされている.ラムスデンほどではないが,色収差の影響がやや残る.屈折式望遠鏡には向くが反射式望遠鏡には不向き.単レンズを用いているため,太陽観測などに適する.構造が簡単で安価,比較的像も明るいが,ヒトミ距離が短いため,高倍率では見づらくなる.

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参考文献

田中千秋「図説天体写真入門」立風書房
吉田正太郎「アマチュアのための望遠鏡光学・屈折編」誠文堂新光社