ユリウス暦

ローマ皇帝ユリウス・カエサル(シーザー)がB.C46年に採用した暦.1年は365日で,うるう年は4年に1度である.太陽暦である.

初期のローマ時代では,1年は今でいう3月にはじまり,12月で終わる10ヶ月=304日間であった.後に,これに2ヶ月を加え1年を355日とする太陰太陽暦にしたが,季節とのずれを調整するうるう月の置き方に混乱をきたしたため,エジプトを占領したユリウス・カエサル(シーザー)が,エジプトで採用していた太陽暦を,天文学者ソシゲネスの建議によりBC46年に採用した.これがユリウス暦である.1年は365日,4年に1度うるう年を置く.公式な年初は1月だが,制定後しばらくは春分日がある3月が年初とされていた.

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