ユマ暦 B.C.710〜46
世界のこよみ

ローマ帝国皇帝ユマ・ポンピリウスが制定した暦

・年初:春分前後の新月? ・暦法:太陰太陽暦

太陰太陽暦なので,1年が355日.1年おきに22日か23日の閏月を加えて修正した.

奇数は縁起がいいというので,30日だった月を29日にかえ,ロムルス暦の最後にジャニュアリウス,フェブルアリウスの2つの月を加えた.太陰暦なので1年が355日である.新たに加えた2カ月に分配できるのは57日間である.そのため2月は1ヶ月が他より少ない28日になった.

太陰暦なので,月の1日は必ず新月である.ローマ帝国で朔の日をカレンダエ,上弦をノナエ,満月をイドゥス,と呼んでいた.

B.C.153年に,ヤヌスは門の神で重要なので年初にもってくるよう改革が行なわれ,現在の月の名前の順序になった.

グレゴリオ暦名前日数名前の意味
13〜4マルティウス31ロムルスの父マルスから
24〜5アープリルス29アフロディテーから
35〜6メイウス31豊饒の女神マイアから
46〜7ジュニウス29ジュピターの妻ユノーから
57〜8クインティリス31ラテン語の数字の5
68〜9セクスティリス29ラテン語の数字の6
79〜10セプテンバー29ラテン語の数字の7
810〜11オクトーバー31ラテン語の数字の8
911〜12ノーベンバー29ラテン語の数字の9
1012〜1デセンバー29ラテン語の数字の10
111〜2ジャニュアリウス29ローマの門の神ヤヌスから
122〜3フェブルアリウス28罪をつぐなうという意味の月.
贖罪の神フェブルスから

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