NGC NewGeneralCatalogue

J.L.E.ドライヤーによる広がった天体のカタログ.7840個の星雲星団銀河を含んでいる.のちに増補部分がICとして発表された.現在それらを併せて2000.0分点に変換したものが入手できる.

ジョン・ハーシェルは父ウィリアムの観測を受け継ぎ,General Catalogue of Nebulae(1864年)を発表した.アーマー天文台のドライヤーはハーシェルのデータを増補改訂してNew General Catalogue of Nebulae and Clusters of Stars(1888年)として刊行した.データ項目はNGC番号,位置(1860年),簡単な記号的記述である.

1973年にJ.W.スーレンティックとW.G.ティフトはNGC中の天体をパロマー天図の上で再確認して誤りを正し,位置を1975年に対して与えた.これを改訂NGCという.さらにNGCとICとを併せて2000.0分点に変換し赤経順に並べ直したものが「NGC 2000.0」として出版されている.

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参考文献

Sinnott,R.W.: 1988, NGC 2000.0, SkyPubl.Coop..
日本天文学会 編,1989,新版星図星表めぐり,p.94.