■ 人名辞典【ふ】 ページ  - - - -

プラトー Plato, Tiburtinus (12世紀前半)

イタリア出身.翻訳者.アル=バッターニー(900年頃)「星の運動について」を訳す.

ai.gif

参考文献

中山茂編「天文学人名辞典」恒星社


フラマリオン Flammarion,Nicolas Camille (1842‐1925)

オート・マルヌにあるモンティニ・ル・ロワに生まれた.最初は彫金業者の徒弟であったが,16歳の時天文台の天文学者の徒弟となる.1862〜76年,緯度局で計算者として働く.1882年,天文学の月刊誌を創刊.1883年,ジュビシーシュロルジュに新しい天文台を建て台長となり,死ぬまでこの地位にあたる.多くの著作を書き,天文学の普及につくした.1877年「Astronomie Populaire」を出版.1878年,火星面の季節変化に注目.

ai.gif

参考文献

中山茂編「天文学人名辞典」恒星社


フラムスティード Flamsteed,John (1646‐1719)

ダービーの近くのデンビーに生まれた.ダービー・フリー学校中退.1670年,ケンブリッジのジーザス・カレッジに入学.MAを取得.1671年,聖職者となる.1675年,新しく創立されたグリニジ天文台の「天文観測家」となり,1684年,ノース卿からサリーのバーストウに住むように贈与される.海上における経度測定の方法を工夫し,恒星の位置観測を行い3巻の星表(大英恒星目録1725)と,それに基づく星図(天球図譜1729)をまとめる.「フラムスティード番号

ai.gif

参考文献

中山茂編「天文学人名辞典」恒星社


フランクリン=アダムズ Franklin Adams, John (1834−1912)

英国のアマチュア天体写真家.天体写真による星図作成を着想.「フランクリン=アダムズ写真星図」

ai.gif

参考文献

中山茂編「天文学人名辞典」恒星社


プランク Planck, Max Karl Ernst Ludwig (1854−1947)

ドイツの物理学者.ノーベル物理学賞受賞者.1900年,熱放射の分布式を導出し,その中でエネルギー要素を用いたことで量子論の第一歩を踏み出した.1918年,量子論による物理学進歩への貢献で,ノーベル物理学賞を受賞した.

ai.gif

参考文献

中山茂編「天文学人名辞典」恒星社


ブランデス Brandes, Heinrich Wilhelm (1777−1834)

ドイツの天文学者,物理学者.8月の流星の周期性を発見.光線の屈折など大気光学の問題と彗星の理論に取り組む.

ai.gif

参考文献

中山茂編「天文学人名辞典」恒星社
アボット編「世界科学者事典」原書房,他


ブラウ Burrau, Carl Jensen (1867−1944)

デンマークの天文学者.保険数理学者.三体問題における周期軌道の体系的研究で先駆的業績をあげる.

ai.gif

参考文献

中山茂編「天文学人名辞典」恒星社
アボット編「世界科学者事典」原書房,他


フフナゲル Hufnagel, Leon (1893−1933)

ポーランドの天文学者.彗星の軌道,恒星の固有運動,変光星たて座R星の研究等を発表.

ai.gif

参考文献

中山茂編「天文学人名辞典」恒星社
アボット編「世界科学者事典」原書房,他


フリードマン Friedmann,Aleksandr Aleksandrovich (1888‐1925)

一般相対性理論から,質量を持った宇宙が自然に膨張することを示した.質量のない宇宙ではすでにド・ジッターが膨張を示していたが,フリードマンはそれを拡張した.

ペテルブルクに生まれた.1906〜10年,ペテルブルク大学で数学を学び,のちに数学学部のスタッフとなる.1914年,純粋数学と応用数学で修士号を取得.第一次世界大戦中,ロシア空軍で技術専門家として働き,航空産業のための機械を製造する工場でも働いた.1918〜20年,ペルム大学の理論機械学教授となるが,1920年に科学アカデミーで研究するために,ペテルブルグに戻る.1922年にフリードマン宇宙といわれる膨張宇宙論を展開するが1925年,早逝.

ai.gif yw.gif

参考文献

アイザック・アシモフ「科学と発見の年表」丸善


ブリンクリー Brinkley, John (1763−1835)

イギリスの天文学者,数学者.1808年天文教科書を出版.屈折,黄道傾斜,春分点移動,両極からの距離の研究.1824年コプリー・メダルを受賞.

ai.gif

参考文献

中山茂編「天文学人名辞典」恒星社


プリチャード Pritchard, Charles (1808−1893)

イギリスの天文学者.月の秤動,恒星の年周視差を対象とする研究を行い,写真による位置の精密測定が可能であることを立証するのに貢献した.

ai.gif

参考文献

中山茂編「天文学人名辞典」恒星社


ブーリオー Boulliau, Ismael (1605−1694)

フランスの天文学者.1667年ミラの変光の周期性を初めて確立した.占星術を確信していた最後の学者.

ai.gif

参考文献

中山茂編「天文学人名辞典」恒星社


ブルーンス Bruhns, Karl Christian (1830−1881)

ドイツの天文学者.気象学に貢献.

ai.gif

参考文献

中山茂編「天文学人名辞典」恒星社


<<< 前へ 【ふ】 - 4 次へ >>>