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銀河のうち,楕円,レンズ状,(棒)渦巻のいずれにも分類できない不規則な形状をしたもの.不規則銀河にも2種類があることが判っている. すなわちマゼラン雲(LMC,SMC)に似ていて渦巻模様の見えないもの(Imと表記する)およびレンズ状に似ているが形の不規則なもの(I0と表記する)ものの二通りである.前者は,ハッブルの音叉図の右端に位置し,渦巻銀河の最も晩期型にあたるものだが,後者は,たとえばM51銀河(いわゆる「子持ち銀河」)の伴銀河が典型であり,相互作用銀河などに良く見られ,前者とは位置づけが全く異なるものと考えられる. 例: 大マゼラン雲,小マゼラン雲,NGC 5195(子持ち銀河の小さい方) |