古代アレキサンドリアの天文学

紀元前4世紀の後半アレクサンダー大王により建設されたエジプトのアレキサンドリアでは,その後多くの科学者が現れた.アリストテレスの時代までは思索中心であったが,この頃から,測定的な方法が行われ,厳密な意味での科学の段階に上った.エラトステネスは地球の大きさを測定した.アリスタルコスは太陽中心説を唱えた.ヒッパルコスは天文台を建設し,歳差を発見した.また,惑星や月の運動を示すために周転円や離心円を提唱した.

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参考文献

ダンネマン,1977,大自然科学史1,P216-230,282-298,三省堂
桜井邦朋,1990,天文学史,P33-38,朝倉書店