ESO/ウプサラ・サーヴェイ ESO/UppsalaSurveyoftheESO(B)Atlas

ヨーロッパ南天天文台(ESO)のシュミット望遠鏡で撮影された青色領域の写真乾板から,ウプサラ天文台において南天の銀河星団星雲の探索が行われ,18,422個の天体を含むカタログが作成された.

チリにおかれたESOシュミット望遠鏡によって撮影された青色領域の写真乾板(ESO(B))によって,赤緯−17度以南の南天の掃索がウプサラ天文台でラウベルツによって行われた.カタログは16,164個の銀河の他に,惑星状星雲散光星雲・星団などを含んでいる.データ項目は,位置(1950年),ESO/ウプサラ番号,銀河座標,長・短軸,長軸の方向,型,明るさ・色,視線速度などを記載している.ESO/ウプサラ番号は特殊な形式で,FFF−TTTNNN(FFF:フィールド番号(1−606),TTT:天体の種類(G:銀河,IG:衝突銀河,PN:惑星状星雲など),NNN:フィールド内での連続番号)となっている.

のちにこのカタログの銀河15,227個について赤色と青色の波長域で写真測光が行われてカタログとして出されている.

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参考文献

Lauberts,A.: 1982, The ESO/Uppsala Survey of the ESO(B) Atlas,European Southern Obs..
Lauberts,A. and Valentijn,E.A.: 1989, The Surface Photometry Catalogue of the ESO-Uppsala Galaxies, European Southern Obs..
日本天文学会 編,1989,新版星図星表めぐり,p.101-102.