銀河カタログ

銀河のデータを集めたもの.

銀河のカタログでは一般的に(恒星のカタログに比べて)位置の精度は低く,固有運動などのデータはない.等級・色指数・大きさも定義の仕方がいろいろある.形態分類はスペクトル型と同様に重要であり,視線速度は距離の指標として用いられる.

銀河のカタログの種類としては,先ずできるだけ多くの銀河をリストしたカタログ(例:ウプサラ銀河カタログESO/ウプサラ・サーヴェイなど)があり,第二に比較的限られた明るい銀河に対して多くの項目の均質なデータを編纂したカタログ(例:シャプレー・エィムズ・カタログ第3輝銀河参照カタログなど)がある.

特異な銀河を集めたカタログ(例:アープカタログマルカリアン・カタログなど)も作成されている.なお銀河団のカタログも参照.

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参考文献

日本天文学会 編,1989,新版星図星表めぐり,p.98−105.