■ 人名辞典【ま】 ページ  -

マサースキー Masursky,Harold (1922-  )

インディアナのフォート・ウェインに生まれた.1943年,イェール大学卒業.1951年,地質学の修士号を取得.アメリカ地質学調査局の燃料部門で働く.NASAから4つのメダルを受賞.1979年,宇宙科学助言委員会のメンバーとなる.

ai.gif

参考文献

中山茂編「天文学人名辞典」恒星社
アボット編「世界科学者事典」原書房,他


マスケリン Maskelyne,Nevil (1732-1811)

ロンドンに生まれた.ケンブリッジのトリニティ・カレッジに進学.1754年,学士号を取得.グリニジ天文台の助手となる.1757年,トリニティ・カレッジから修士号を取得,フェローに選ばれる.1758年,王立協会のフェローとなり,1761年の金星の太陽面通過を観測.グリニジ天文台の台長に任命され,王室天文官となる.1775年,王立協会のコプリ・メダルを受賞.1777年,ケンブリッジ大学から神学の博士号を取得.1802年,フランス科学アカデミーの会員に選ばれる.1763年「英国航海者ガイド」を出し小反射鏡を使用する四分儀の使用法,経度決定法を普及するなど”航海天文学の父”とも呼ばれる.

ai.gif

参考文献

中山茂編「天文学人名辞典」恒星社
アボット編「世界科学者事典」原書房,他


マスラマ・イブン・アフマド Maslama ibn Ahmad (10世紀後半)

スペインで活躍したアラビアの天文学者.マドリード生まれ.「アル=フワーリズミー天文表」をコルドバの経度に合うように改訂.

ai.gif

参考文献

中山茂編「天文学人名辞典」恒星社
アボット編「世界科学者事典」原書房,他


マスカール Mascart, Eleuthere Elie Nicolas (1837-1908)

フランスの物理学者,気象学者.太陽スペクトルの紫外領域の研究,金属スペクトルの精密決定を行う.1866年ボルディ賞を受賞.

ai.gif


マーシャーアッラー Masha’allah (800頃)

アラビア(ユダヤ系)の占星術者.イラクのバスラ出身.

ai.gif

参考文献

アボット編「世界科学者事典」原書房,他


マッハ Mach, Ernst (1838-1916)

オーストリアの物理学者,生理学者,哲学者.科学を感覚要素の思惟経済的組織とみなす感覚一元論の哲学.慣性を全宇宙の物体と結びつけるマッハの原理など絶対時空批判や原子論批判.

ai.gif

参考文献

中山茂編「天文学人名辞典」恒星社
アボット編「世界科学者事典」原書房,他


マーネン Van Maanen, Adriaan (1884-1946)

天文学者.オランダ生まれ.1911年にユトレヒト大学で学位を取り,1912年からカプタインの推薦により,アメリカのウィルソン山天文台に勤務する.天体の固有運動と視差の観測に生涯をささげた.また,2番目の白色矮星の発見者でもあり,その天体はヴァン・マーネン星と呼ばれている.

ai.gif

参考文献

中山茂編「天文学人名辞典」恒星社
アボット編「世界科学者事典」原書房,他


マームーン al-Ma’mun,’Abdallah (786-833)

ギリシャの学問をアラビア世界へ導入することに努め,天文学にも大きな関心をもった.

ai.gif

参考文献

中山茂編「天文学人名辞典」恒星社
アボット編「世界科学者事典」原書房,他


マラルディ Maraldi, Giacomo Filippo (1665-1729)

イタリアの天文学者.カッシニの協力者として星表作りに取り組み,パリ天文台で観測を行う.子午線の長さ測定にも参加,1699年から王立アカデミーの会員となる.彼はカッシニの甥でもあった.

yw.gif

参考文献

中山茂編「天文学人名辞典」恒星社


<<< 前へ 【ま】 - 2 次へ >>>