へび座

学名:Serpens ・略符:Ser・概略位置:赤経15時35分(頭部)赤経18時10分(尾部)・赤緯+11度(頭部)赤緯−4.5度(尾部)・20時南中:7月12日(頭部)8月17日(尾部)・肉眼星数:78・星座面積:637(頭部429 尾部208)平方度

ペリオン山のほら穴に住む半馬人ケイローン(いて座)から医術を学んだアスクレピオス(へびつかい座)が手にしているへびで,星座図では頭(西側)と尾(東側)の部分に分けられている.

この星座はずいぶん古くBC1200年代のフェニキアの星表にエシュムーソン(蛇をつかむ者)として登場しており,二つの星座に分割させたのはプトレマイオスです.

α星はアラビア語でウヌク・エルハイア,へびのくびの意味で,ラテン名ではコル・セルペンティス,蛇の心臓の意味をもっている.θ星はアリア,蛇という意味がある.また,この星座には,数十万個の星が集まる球状星団や数十個の若い星の集団である散開星団M16がある.このM16は,イーグル星雲と呼ばれる散光星雲でもある.