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ヘルマヌス(ライヒェナウのヘルマンともいう) Hermanus Contractus or Herman of Reichenau (1013−1054)

ドイツの天文学者,数学者.アラビア式天文学を西欧世界に導入するのに重要な働きをした人.

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参考文献

中山茂編「天文学人名辞典」恒星社


ベルナルドゥス(ヴェルダンの) Bernardus de Virduno (13世紀後半)

フランスの天文学者.プトレマイオス天文学を解説した「天文学総論」を著す.

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中山茂編「天文学人名辞典」恒星社


ペルチャー Peltier, Leslie (1900−1980)

アメリカのアマチュア天文家.オハイオ州デルフォス生まれ.1936年ペルチャー彗星発見の他にも,2つの新星を発見し,変光星について莫大な観測データを提供したなどの功績がある.

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中山茂編「天文学人名辞典」恒星社
アボット編「世界科学者事典」原書房,他


ヘル Hell,Maximilian (1720−1792)

オーストリアの天文学者.現在のチェコスロバキアのバンスカ,シュティアフニア(当時のシェルニツ)生まれ.

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中山茂編「天文学人名辞典」恒星社


ベル・バーネル Bell Burnell,Susan Joselyn (1943‐  )

イギリスの天文学者.ベルファストに生まれた.1956〜61年,ヨークのマウント・スクールで学ぶ.グラスゴー大学に進学.1965年,理学士号を取得.1965年,ムラード宇宙科学研究所でPh.Dの研究中,パルサーを発見.ベルを指導したヒューイッシュはこの業績でノーベル賞を受賞している.1974〜82年,ムラード宇宙科学研究所でX線天文学の研究.1982年,エディンバラの王立天文台の主任研究員に任命され,それ以後,赤外線天文学,光学天文学,ミリ波天文学に従事している.

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中山茂編「天文学人名辞典」恒星社
アボット編「世界科学者事典」原書房,他

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ペロー Perot ()

ファブリ・ペロー干渉計をファブリとともに完成.これは,金属薄膜を光学平面の蒸着したガラス板2枚を平行に向き合わせたもの(エタロンという)で,入射した光は2枚のガラス板を何度も往復しながらでていく.その結果としてガラス板の感覚の整数分の1の波長の光が増幅されるものである.

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古畑正秋「天体観測辞典」地人書館


ベロボルスキ Belopolski Aristarkh Apollonovich (1854−1934)

ロシアの天体物理学者.セファイド型変光星の明るさの変化と視差速度が同期していないことの発見・研究.太陽の白斑の研究(国際協力の一環としての11年間の太陽の観測).

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中山茂編「天文学人名辞典」恒星社


ペロタン Perrotin, Henri Joseph Anastase (1845−1904)

フランスの天文学者.1879年,小惑星ヴェスタの軌道理論.

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中山茂編「天文学人名辞典」恒星社


ペンジァス Penzias,Arno Allan (1934‐  )

アメリカの電波天文学者,ノーベル物理学賞受賞者.

R・ウィルソンとチームを組み,マイクロ波角型アンテナにメーザーを取り付けた装置を開発.宇宙から一様にふりそそぐ電波雑音を発見.(3K宇宙背景放射)これにより宇宙創成に関するビッグ・バン理論が確証された.この発見でウィルソンととも1978年ノーベル物理学賞を受賞する.

ドイツのミュンヘンに生まれた.ニューヨーク・シティ・カレッジで教育を受ける.1954年,物理学の学士号を取得.ニューヨークのコロンビア大学で勉強を続け,1958年修士号,1962年博士号を取得.1961年,ベル電話研究所の電波研究所につとめ,1972年までは電波研究部門の職員,1972〜74年,技術研究部門の部長.それから電波物理学部部長となり,1976年,電波研究所所長となる.1979年以来,ベル電話研究所の研究と通信科学担当重役となっている.1977年,全米科学アカデミーのヘンリー・ドレーパー・メダル,王立天文学会のハーシェル・メダル,1978年,ノーベル物理学賞を受賞.

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中山茂編「天文学人名辞典」恒星社
アボット編「世界科学者事典」原書房,他


ペンローズ Penrose,Roger (1931‐  )

イギリスの数学者・理論物理学者.エセックスのコルチェスターに生まれた.

ブラックホールの事象の地平線についての理論をたてた.また,ホーキングとともにブラックホールの中心に特異点があり,その周りには必ず事象の地平線があることも証明した.

また,ペンローズは複素幾何学の大家としても知られ,それを使ってツイスター宇宙論を構築した.またペンローズのタイルといわれる平面の充填方式を発見した.これはその後自然界にもあることがわかり,準結晶と呼ばれている.以上のようにペンローズは非常に広い範囲で活躍している.

ロンドンのユニヴァーシティ・カレッジで教育を終える.1957年,ケンブリッジで博士号を取得.イギリスのロンドンとケンブリッジとアメリカのプリンストン,シラキューズおよびテキサスで,講師と研究職につく.1966年,ロンドンのバークベック・カレッジで応用数学の教授となる.1973年以来,オックスフォード大学で数学のラウズ・ボール教授職となっている.

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中山茂編「天文学人名辞典」恒星社
アボット編「世界科学者事典」原書房,他


ベンツェンベルク Benzenberg, Johann Friedrich (1777−1846)

ドイツの天文学者,物理学者.隕石が月の火山からの石であるとする理論を唱えた.落体の東側へのズレを測って,地球の自転を証明した.晩年は,軌道学実験,測地,天文,物理の著作をした.

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中山茂編「天文学人名辞典」恒星社
アボット編「世界科学者事典」原書房,他


ヘンダーソン Henderson, Thomas (1798−1844)

スコットランド生まれ.天文学者.リジルケント(ケンタウルス座α星)を使って恒星の視差を発見するが,発表が遅れ,べッセルの次になった.

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中山茂編「天文学人名辞典」恒星社
アボット編「世界科学者事典」原書房,他


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