■ 人名辞典【う】 | ページ 1 - 2 - 3 |
□ ヴァイツゼッカー ![]()
ドイツのキールに生まれた.星は核エネルギーで燃えていることをベーテとは独立に提唱,また恒星内部を,乱流の理論から計算.太陽系起源論にもとりくんだ. ライプイッヒ大学で学び1934年同大の理論物理研究所の助手をつとめる.1936年にはカイザー・ヴィルヘルム物理学研究所で働き,ベルリン大学で講義をした.1942年,シュトラスブルク大学の教授となり,1944年にヴィルヘルム研究所に戻る.1946年ゲッティンゲン大学の名誉教授,マックス・プランク研の物理学研究所長となる.1957年にはハンブルク大,1969年ミュンヘン大の名誉教授となる.1970年からマックス・プランク研究所の所長.ちなみにヴァイツゼッカー大統領とは兄弟である. 参考文献
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□ ヴァン・アレン Van Allen,James Alfred (1914‐ )
アイオワ州に生まれる.ウェスリアンカレッジ,アイオワ大学で学ぶ.1939年カーネギー研究所でリサーチ・フェローとなる.戦後はジョンズ・ホプキンズ大の教官となり,1951年にはアイオワ大の物理・天文学教授も兼任.アメリカのロケット打ち上げ計画に参加し,アメリカ初の人工衛星エクスプローラー1に搭載した宇宙線強度測定機を作成した.この測定機は地球をかこむ“プラズマ・ヴァンアレン帯”を発見した(現在は,磁気圏と呼ばれている.) 参考文献
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□ ヴィット Witt, Gustav (1866-???)
ドイツの天文学者.1898年に小惑星エロスを写真で発見した. 参考文献
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□ ヴィドマンシュテッテン Widman-Statten
ウィーンの皇帝付製陶所長で,隕鉄の切断面にあらわれるひし形模様=ヴィドマンシュテッテン模様の発見者. 参考文献
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□ ウィリアム William (13世紀末頃)
14世紀前半のパリの天文学者.1285年12月28日の土星と木星の合を観測.フランス王室の暦の製作者.当時は惑星運動理論にもとづいて暦が作られていたが,彼の暦は実際の観測にもとづいており,そのため1分角以内の精度であった. 参考文献
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□ ウィリアムズ Williams, Arthur Stanley (1861-1938)
イギリスの天文学者.口径16pの反射望遠鏡で惑星面を観測.火星,木星,土星の表面に出現した明暗の斑点をとらえ,各惑星の自転速度を決定した. 参考文献
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□ ヴィルジング Wilsing,Johannes (1856-1943)
ドイツの天体物理学者.太陽の自転速度を観測し,緯度による速度変化に流体力学的説明を与えた.大気散乱,望遠鏡の光学的,機械的な誤差からの測光の系統誤差を研究. 参考文献
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□ ウィルソン Wilson,Robert Woodrow (1936‐ )
アメリカの天文学者.1965年にペンジャスと“宇宙の背景放射を発見”し,1978年にノーベル物理学賞受賞. ライス大学,カリフォルニア工科大学で電波天文学を学ぶ.1961年,ニュージャージーのベル電話研究所の技術スタッフとなり,衛星通信にとりくむ.この際のアンテナの雑音の調査がそのまま背景放射発見となった.全米アカデミーのヘンリー・ドレーパー賞,王立天文学会のハーシェル賞授賞. 参考文献
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□ ウィルソン Wilson, Alexander (1714-1786)
スコットランドの天文学者.黒点が太陽のくぼみの部分に生ずることを示し,太陽が明るい物質の薄い殻に囲まれた暗球であり,その内部から発した弾力性のある気体の作用によって生じた穴が黒点だと推測した. 参考文献
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□ ヴィルト Wildt, Rupert (1905-1976)
ドイツの天文学者.惑星化学,恒星大気の研究で活躍.ミュンヘン生まれ.1966年にイギリス王立天文学会から水素負イオンによる連続吸収の研究で,エディントン・メダルを贈られた. 参考文献
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□ ヴィルヘルム4世 Wilhelm IV Landgraf von Hessen (1532-1592)
ドイツの領主で天文学者.天文時計製作者.天頂四分儀を考案.助手のロートメンとともに精密な星表を作成. 参考文献
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