公募観測成果報告 (2023年3月18日)

観測者氏名沖田 博文
観測日2023年3月18日
観測装置カセグレン 焦点 + Ethos 21mm (持込アイピース, 610倍)
観測テーマ101cm望遠鏡を用いた眼視スケッチ
観測天体M51 子持ち銀河
観測手法スケッチ
詳細沖田氏ホームページ「趣味の天文」美星天文台天体スケッチ

天体スケッチ

2023年3月18日、一般公開が終わった後の「101cm望遠鏡占用観測」の時間に、アメリカ合衆国ハワイ州の沖田さんによってM51銀河の101cm望遠鏡によるスケッチが行われました。観測では、101cm望遠鏡に持ち込んだアイピース(接眼レンズ)を装着し、23時過ぎから3時間以上にわたってスケッチが行われました。紙と鉛筆で天体の描画を行うスケッチは写真撮影とはまた異なる技術が必要となります。”””もちろんぱっと見ただけでここまで見えると思ってはいけない。 ギリギリ限界まで暗順応させて、部分部分を長時間見続けた印象を重ねてつなぎ合わせて描いたものが天体スケッチ。””” (沖田さんHPより引用)とある通り、忍耐強く細部をじっくりと丁寧に観察する姿勢が、下記のような素晴らしいスケッチにつながります。天体写真とは一味も二味も違う天体スケッチを、101cm望遠鏡で始めてみるのも楽しいかもしれません。 美星天文台では、これからも様々な101cm望遠鏡の活用を支援していきます。(文:天文台職員)