七夕の短冊飾りをつくろう

毎年のこの時期には、美星天文台のロビーは来台者の方が願いを込めた短冊でいっぱいになります。七夕に合わせた恒例行事ですが、今年度は新型コロナウイルス対策のため、気軽に来台できない状況が続いております。そこで美星天文台では、入場制限を実施している期間限定で、郵送とオンラインによる短冊の受け入れを開始いたします。それぞれの方法で送っていただいた短冊は、美星天文台に飾ったあと、8月頃に美星町星尾神社にてお焚き上げします。下記の注意を良く読んで、お送りください。

オンライン版

下記のフォームに記入し、「美星天文台へ送る」ボタンを押すと、画像が天文台へ自動送信されます。ご自身のPC, スマホに保存する際は、「画像を保存」ボタンを押してください。

郵送

〒714-1411 岡山県井原市美星町大倉1723-70 美星天文台宛

星空ライブ「おうちで美星天文台2」の配信について

昨年度に引き続き、美星天文台では臨時休館中の期間限定で、星空や望遠鏡で撮影した動画を、職員の解説付きでライブ配信します。どうぞご家庭で、美星の星空をご堪能ください。YouTube 美星天文台チャンネルはこちらから確認できます。なお、雨などで星が見えない場合、ライブ配信は中止し、代わりに過去に美星天文台で撮影された天体や星空の動画を投稿します。

第七回 「口径101cm望遠鏡で星団、銀河を撮影」6月12日(土) 20:30 ~ 20:45
第八回 「流れ星を探してみよう」6月13日(日) 20:30 ~ 20:45
第九回 「月と季節の星たち」6月19日(土) 20:30 ~ 20:45
第十回 タイトル未定6月20日(日) 20:30 ~ 20:45

臨時休館について(5月15日~当面の間)

新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、5月15日(土)から当面の間、臨時休館します。再開の時期につきましては、決まりしだい本ホームページ等を通じてお知らせいたします。
(5月14日掲載)

岡山県下に発出されていた緊急事態宣言が6月20日で解除されることが決定したことに伴い、6月21日(月)から再開いたします。来館される際は、新型コロナウィルス感染症拡大防止対策についてご理解のほどよろしくお願いいたします。(6月18日掲載)

2021年整備事業について

2021年、美星天文台では下記の整備事業を予定しております。つきましては、工事中に立ち入りを制限させていただく場所、期間があります。来館者の皆様にはご不便をお掛けいたしますが、どうぞご理解のほど、よろしくお願いいたします。また各々の工事の詳細は、決定次第、本ページにてお知らせする予定です。

星っ子広場整備事業

これまで星っ子広場にあった、老朽化したドーム、遊具を撤去し、広く星が見える広場に整備しています。2021年3月に工事は完了していますが、4月末まで芝の定着のため、立ち入りを禁止しています。

2階開放廊下(ベランダ)拡張工事

101cm望遠鏡ドーム外にある開放廊下(ベランダ)を東側へ拡張し、密を避けて星空観望ができる場所を提供します。2021年4月から秋ごろまでの工事(予定)となっており、工事の間、中庭がご利用できません。

駐車場拡張工事

駐車場を拡張し、新たに50台以上の車が駐車できる場所を確保します。工事は2021年5月頃から、約半年ほどを見込んでいます。工期中、駐車場の一部の利用について、制限がある場合もあります。制限等につきましては、詳細が決定次第、本ページにてご確認いただけます。 

ロビー上映設備設置工事

1階ロビー壁面へ映像を投影する設備を設置し、館内の様々な場所で密集した状態にならずにお楽しみいただける展示です。2021年7月末までに整備予定となっております。設備の設置や壁面の改修のため、一時的に天文台設備の利用制限が行われる可能性があります。詳しい工期は決定次第、本ページにてお知らせいたします。

場所内容期間
星っ子広場芝の養生のため、立入禁止4月末頃まで
中庭ベランダ拡張工事のため、立入禁止4月から秋頃まで
駐車場工事のため、駐車場の一部が使用できない期間があります5月頃から11月頃まで
ロビー上映設備工事のため、一部立ち入りを制限する場所があります未定

2021年度第1期(2021年4月~8月)公募観測プログラム決定

2021年度第1期の公募観測プログラムに関して、下記のとおり決定いたしました。

観測日代表者テーマ観測方法
4/2-4藤原 智子人工衛星の分光観測分光
4/9-11瀬尾 日出夫季節の星座の星雲CCD撮影CCD撮像
4/16-18佐々井 祐二短周期食連星の測光観測CCD撮像
5/1-2山田 隆文高校生の観測実習(低分散分光)分光
5/7-9松下 明広新星・超新星等の分光観測分光
5/14-16深川 浩幸惑星 (火星) 、夏の 銀河・星雲の観望および撮影眼視・カメラ撮影
6/11-13安藤 和子フレア星をもつ連星BY Draの分光観測分光
7/30-8/1松下 明広変光星等の分光観測分光
8/6-8山田 隆文高校生の観測実習(低分散分光)分光
8/13-15辻本 久雄アストロクラブふくやま観望会眼視・カメラ撮影

台長預かり日は 4/23-25, 5/28-30, 6/4-6, 7/9-11, 7/16-18, 7/24-26, 8/20-22, 8/27-29 となっております。 利用を希望される方は天文台までメールもしくはお電話ください。

馬頭星雲の撮影

冬の代表的な星座、オリオン座。その中には、肉眼ではとても見えないような暗い星雲がひしめき合っています。カメラを使って長時間露光を行うと、このような星雲が次々と浮かび上がってきます。今回は、そんなオリオン座にひしめく星雲のうち、「馬頭星雲」と呼ばれる星雲を紹介したいと思います。

宇宙を漂う星雲には、様々な種類があり、電離した水素が赤く輝く「HII領域」や、低温の分子ガスが漂う「暗黒星雲」などが有名です。馬頭星雲は、赤く輝くHII領域の前に、黒く光を吸収する暗黒星雲が並んでおり、この暗黒星雲の形が馬の頭に似ていることから、このような名前で呼ばれています。

写真はオリオン座から馬頭星雲まで、様々な焦点距離のカメラ(望遠鏡)でクローズアップしたものであり、きれいに赤く輝くHII領域の中に、シルエットのように浮かび上がる馬頭星雲の様子がわかります。

オリオン座と、馬頭星雲の位置

HII領域からの光は、非常に淡く、また赤外線に近い色なので、残念ながら人間の目ではほとんど見えません。上の写真も、カメラを使って1時間以上、シャッターを開けっぱなしにしてようやく撮れたものになります。目では見えませんが、オリオン座を見つけた際には、こんな星雲もあるのだなと思って眺めると、いつもとはまた違った見え方になるかもしれません。

口径18cm望遠鏡で撮影した馬頭星雲周辺
101cm望遠鏡で撮影した馬頭星雲

撮影情報

撮影者天文台職員
撮影日時2021/2/10
観測装置カセグレン N焦点 + STL-1001E
撮影バンドHα: 120分, G: 20分, B: 20分, 3色合成

美星天文台における夜空の明るさの計測について

夜空の明るさ測定について

井原市では、「美しい星空を守る井原市光害防止条例」を制定し、星空を守る活動を継続してきています。その中で「夜空の明るさ」の計測は、どのくらい暗い環境を維持できているかの指標として大変重要なものです。美星天文台では、以前から様々な方法で光害調査を継続してきました。この度、新たに公募観測で得られたデータを副次的に利用して、過去12年間(2008年~2020年)の美星天文台における夜空の明るさの推移を調査しました。

計測結果の概要

公募観測の撮像データ(111夜, 10,919枚の画像)から、過去12年間の夜空の明るさを調査した結果、その明るさに統計的な有意変化(C.L.=95%)は見られず、ほぼ一定の明るさを保っていることが判明しました。その典型的な明るさはV-バンド(波長)で 20.5等級/平方秒角 (AB等級)であることが判明しました。これは、美星町の夜空の明るさが”天の川が見え始める明るさ”の目安とされる19等級/平方秒角より暗い状態を保っていることを示しています。計測方法や解析の詳細や結果については、下記の報告書よりご覧になれます。

計測結果の報告書