天体画像解析システム「BeSpec2」の公開

先代「BeSpec」概要

美星天文台では、主に全国の高校生やアマチュア観測家に向けて「BeSpec」と呼ばれる天体画像解析ソフトウェア(開発:川端哲也氏)の公開を行ってきました。本ソフトは天文観測の解析初学者から好評で、公開から25年以上経過した現在でも広く利用されています。しかし、最新のOSではインストールが困難なことなどから、後継ソフトの開発が望まれていました。

「BeSpec2」

「BeSpec2」はBeSpecの基本的な機能を踏襲しつつ、一次解析や測光機能を新たに盛り込み、またソフトウェアのインストール不要でネットワーク環境とブラウザがあれば、どこでも使用可能なソフトウェアとして美星天文台で新たに開発されました。どなたでもご自由に利用できます。

BeSpec2 URL

BeSpec2は下記からアクセス可能です。

https://www.bao.city.ibara.okayama.jp/html/BeSpec2/index.html

機能

以下では、BeSpec2の各種機能の簡単な説明します。それぞれの詳しい使い方については、BeSpec2ページの右上からアクセスできるマニュアルページからご確認ください。

一次解析「Composite」

「Composite」では、天体画像の基本的なダーク処理、フラット処理、コンポジット処理が可能です。また、画像の回転やWCS解析にも対応しており、各種解析に必要な一次処理を行うことができます。

分光解析「BeSpec2」

天体スペクトル画像解析ソフトです。波長校正、スペクトル一次元化、スカイ差引、グラフ化と値読み取り、標準星によるフラックス校正、CSVファイル出力などの機能を有します。また、ガウシアンによる輝線/吸収線フィッティングも可能で、中心波長の導出や等価幅の計算が行えます。美星天文台101cm望遠鏡の分光器で取得されたデータの解析を念頭に開発されていますが、その他の観測装置で取得されたデータも使用可能です。

BeSpec2参考画像

測光解析「BePhoto2」

画像の任意の星に対し、開口測光(Aperture Photometry)が実行可能です。また、WCSがFITS headerに記載されているデータの場合、周辺のカタログ星等級を自動的に求めることができます。

注意事項

内容・機能は予告なく更新・変更される場合があります。

不具合の報告・内容のお問い合わせは美星天文台までおねがいします。

BeSpec2を使用し直接的または間接的に生じる一切の損害について、美星天文台及び作者はいかなる責任も負いません。