レモン彗星観望会(10月20日、24日、25日、26日)
レモン彗星について
レモン彗星(C/2025 A6)は2025年1月3日にレモン山サーベイで発見された彗星で、10月21日頃に地球に最も近づいてみえます。予想されている明るさは4等級ほどで、肉眼で見るのは非常に厳しいですが、双眼鏡などを使うと見ることができるかもしれません。どんどんと太陽のほうへ近づいているため、夕方の僅かな時間しか観測できず、また低空まで開けた視界の場所でないと見つけるのは難しいです。
彗星の明るさ予想の難しさ
彗星は、「汚れた雪だるま」とも形容される、主に氷を主成分とした天体です。太陽に近づくことによって、氷が溶けて様々な物質が彗星本体から放出されることによって、明るく尾をたなびかせた姿となるのですが、この放出される物質の量が彗星ごとによって大きく異なることが知られており、その正確な明るさを予測することが大変むずかしい天体となっています。 また、夕焼けの残る時間帯・低空での観察となり、双眼鏡などを使っても見えない可能性が十分にあります。参加者の皆様には、このような彗星特有の事情を十分ご理解の上、ご参加いただけますと幸いです。最新の彗星の情報については、本ページでも随時紹介いたします。
レモン彗星観望会について
美星天文台では、下記の日程でレモン彗星観望会を実施します。星っ子広場に設置した大型の対空双眼鏡を職員が操作して、彗星へ向けた状態で観望いただけます。双眼鏡などをお持ちの方は、持参いただくことをおすすめします。
彗星の見えやすさは、彗星自体の明るさと、地平線からどれだけ離れて(高度が高く)見えるか、夕焼けがどれだけ残っているかで変わります。18時時点での彗星の高度は20度ほどしかありません。また、時間が遅いほど空も暗くなって見えやすくはなりますが、代わりに彗星は地平線へと近づいていきますので見えづらくなっていきます。なるべく高い高度で見ていただくためにも観望会開始直後から見るのがよいでしょう。
場所 | 美星天文台・星っ子広場 |
参加費 | 入館料300円(小学生以上) |
予約 | 不要 |
日時 | 10月20日(月) 18:00-19:30 10月24日(金) 18:00-19:30 10月25日(土) 18:00-19:30 10月26日(日) 18:00-19:30 |
レモン彗星の最新情報
彗星の見え方などは随時こちらに更新していきます。ご参考にどうぞ。