公募観測成果報告 (2019年11月3日)

観測者氏名深川 浩幸
共同観測者
観測日2019年11月3日
観測装置カセグレン W焦点 + sony α7S
観測テーマ
観測天体アルビレオ、シリウス、M42他
解析ソフトPhotoshop、lightloom

コメント

コメント三回目の公募観測にてやっと晴れ間を捕まえることができました。101㎝望遠鏡で撮影は手探り状態ですが、M1、M32等撮影できて嬉しかったのが今でも残っています。

公募観測報告(例):銀河・星雲の撮影会

観測者氏名天文台職員
共同観測者
観測日2019/10/30
観測装置カセグレン W焦点 + STL-1001E
観測テーマ銀河・星雲の撮影会
観測天体NGC 2403, M51
解析ソフトStella Image 7, PhotoShop CS

観測報告

NGC2403 撮像観測

23時から観測開始. B, V, R-バンドフィルターでそれぞれ60秒露出を10枚ずつ撮影.L画像用に Clear filterで 120秒露出を20枚撮影。スケアリングのずれと見られる片ボケなどが見られる。

LBN 487 撮像観測

別名アイリス星雲とも呼ばれる。25時から撮影開始。 中心星がサチュレーションしないように、B-バンドフィルターで30秒露出を120枚, V, R-バンドフィルターでそれぞれ60秒露出を30枚ずつ撮影。 観測途中で薄雲がかかり、V-bandの撮影を一時中断した。画像処理の過程では、これら雲画像を注意深く取り除き、全体のS/N向上に努めた。

感想

途中雲の通る天候であったが、概ね予定していた観測を実施できた。フラットフレームの補正方法に課題があるので、次回観測時はより高精度のフラットフレームの取得を試みたい。

2019年度第3期(2020年1月~3月)公募観測プログラム決定

2019年度第3期の公募観測プログラムに関して、下記のとおり決定いたしました。

観測日代表者テーマ観測方法
1/4, 5瀬尾日出夫季節の星座の星雲CCD撮影CCD撮像
1/18, 19藤原智子静止衛星の分光観測分光
1/24, 25押木俊之冬から春の星雲と銀河のカラー写真撮影CCD撮像
1/31, 2/1中西真冬の銀河、星雲、準星のカラー写真撮影CCD撮像
2/21馬場道浩淡い星雲・銀河の観測および撮像眼視、カメラ撮像
2/22, 23深川浩幸冬の銀河・星雲の観望および撮像眼視、a7S撮像
2/29, 3/1辻本久雄アストロクラブふくやま観望会眼視、カメラ撮像
3/20, 21松下明広新星・超新星等の分光観測低分散分光
3/28, 29藤原智子ETS-8の連続撮像a7S撮像

台長預かり日

1/10-12, 2/7-9, 2/14-16, 3/6-8, 3/13-15は台長預かり日です。利用を希望される方は
天文台までメールもしくはお電話ください。

「星の学校」 2019

「星の学校」は、天体観測に興味のある高校生向けの観測・研究合宿です。美星天文台101cm望遠鏡をみなさん自身で操作し、データ解析を通じて天体観測を学びます。2019年度は12月26日から27日までの一泊二日で開催されます。詳しい情報は下記の募集要項からご確認ください。応募締切は12月13日(金)です。

部分日食(2019年12月26日)

本日12月26日の部分日食観測会は雨のため、中止いたします(12/26追記)。

2019年12月26日は、全国的に部分日食が見られます。通常木曜日は休館日となっておりますが、部分日食にあわせて13時45分から17時の間、臨時開館いたします。岡山県井原市では、14時19分頃から欠け始め、15時28分頃に食の最大を迎えます。食分は0.35程度で、太陽の一部のみが隠される部分日食となります。その後、16時30分頃に食が終了いたします。天文台では、太陽観測用の望遠鏡や日食グラスなどを用意して、この部分日食を観察いただけます。入館料は300円です。予約は不要です。日食の観測では、必ず日食専門の観測器具を正しく使用してください。たとえ欠けている最中であっても、わずかな時間に直接太陽を見てしまった場合、失明や重度の障害が眼に残る可能性があります。

いばら天文講座 (2019年)

第三回「せいめい望遠鏡で超新星の謎に迫る」

新型コロナウイルスの感染拡大の防止の観点から、中止とさせていただきました。楽しみにお待ちいただいていたところ、大変申し訳ございません。
ご理解のほど、よろしくお願いいたします。

日時2020年3月8日(日) 14時~15時30分
場所アクティブライフ井原
定員40名(先着順)
講師山中 雅之(京都大学・特定准教授)
受講料無料
申込方法新型コロナウィルス感染症拡大防止のため、中止となりました。美星天文台へ電話(0866-87-4222)にて申込(締切3月7日)

京都大学が岡山天文台に開発した口径3.8メートルの新型巨大望遠鏡「せいめい」がついに始動しました。観測で明らかになった超新星の謎について紹介いたします。

第二回「オリオン座に見る星の一生」

日時2020年1月19日(日) 14時~15時30分
場所アクティブライフ井原
定員40名(先着順)
講師前野 将太(美星天文台・主任技師)
受講料無料
申し込み方法美星天文台へ電話(0866-87-4222)にて申し込み(締切1月18日)

冬を代表するオリオン座には、一生の終わりが近いベテルギウスや星が誕生しているオリオン大星雲など、個性的な天体がたくさんあります。オリオン座の魅力とともにこれらを解説します。

第一回「双眼鏡で始める天体観察入門」

日時11月17日(日) 14時~15時30分
場所アクティブライフ井原
定員40名(先着順)
講師伊藤 亮介 (美星天文台・技師)
受講料無料
申し込み方法美星天文台へ電話(0866-87-4222)にて申し込み(締切 11月16日)

望遠鏡よりお手軽に星を見ることができる双眼鏡。今回は双眼鏡でどんな風に星が見えるのか、どの双眼鏡が星を見るのに向いているのかなどを解説します。

観測史上初の恒星間彗星、ボリソフ彗星の観測

美星天文台で捉えた恒星間彗星C/2019 Q4 ボリソフの写真

2019年8月30日にクリミア天体物理天文台で発見されたボリソフ彗星(2I/Borisov, 旧C/2019 Q4)は、その独特な双曲面軌道から、我々の太陽系の外からやってきたのではないかと考えられている恒星間彗星です。 2017年に見つかったオウムアムア(ʻOumuamua)に次いで、観測史上2番目の太陽系外からやってきた天体(オウムアムアは小惑星であり、彗星としてはボリソフ彗星が史上初)と考えられており、どこからやってきたのか、太陽系外の物質がどのような構成になっているかなどを調べる絶好の機会となっています。 美星天文台では、恒星間彗星発見の報を受け、この未知なる天体を捉えるべく観測を実施しました。 上の写真は、日本時間9月15日と9月16日の朝、美星天文台101cm望遠鏡で撮られたボリソフ彗星の写真です。写真中、赤い線で指し示されている天体がボリソフ彗星です。 この彗星はまだ地球から遠く離れた場所(3.5 AU, 約5億km)にあるため、非常に淡くしか見えません(~17等級)。 周囲の星が線に伸びているのは、望遠鏡の視野を彗星の動きに合わせているためです。 美星天文台から観測可能となる時間と日の出の時間が近く、十分な露出時間が確保できなかったため、残念ながらこの画像からは彗星状に広がっているかの判別はつきません(他の天文台の観測では、ぼんやりと広がったガスもしくはダスト成分が見えているものもあります)。 ボリソフ彗星はこの冬にかけて太陽に最接近し、再び太陽系の外へ飛び出していくと考えられています。 しかし残念ながら、最も明るくなる頃でも明るさが15等級程度と暗く、望遠鏡や双眼鏡を使っても、目で見ることはかなり難しいと考えられています。

太陽系内でのC/2019 Q4 ボリソフ彗星の位置

観測の詳細

Mid. Obs date2019-09-15 04:19:00 (JST)
Exposure time30 seconds x 17 frames (total 510 sec)
FilterI-band
Brightness~17 mag. (detailed analysis is ongoing)
Instruments101cm telescope + STL-1001E (D=1010mm, f=12120mm)
Mid. Obs date2019-09-16 04:29:45 (JST)
Exposure time60 seconds x 20 frames (total 1200 sec)
Filter R-band
Brightness~17 mag (detailed analysis is ongoing)
Instruments101cm telescope + STL-1001E (D=1010mm, f=12120)